アパレル業界で活用されている超凄腕のシステム4選!

アパレル業界で活用されている超凄腕のシステム4選!

現代においてはさまざまな分野で専用のソフトウェアやシステムが業務をサポートしバックを支えていますが、これはアパレル業界においても同じことです。深刻な人手不足の解消、またAIの活用による業務の効率化はアパレル業界だからこそ求められています。
そこで今回の記事では、近年のアパレル業界で積極的に導入・活用されている最新型の販売・管理システムをご紹介していきます。

アラジンオフィス for fashion

「アラジンオフィス for fashion」は株式会社アイルが提供するアパレル・ファッションに特化した次世代型管理システムです。紳士服、婦人服、靴、かばん、アクセサリー、生地、テキスタイル、アパレルOEMなど幅広いジャンルに対応しており、ジャンルごとに細かな分析・販売・在庫管理が可能です。

紳士服・婦人服であれば通常のユーザビリティや受注・マスタ管理に加え、出荷指示機能、ハンディーターミナル連携、EOS・EDI連携機能、流通BMS対応、多角的分析機能などが導入できます。

靴であればメンズ・レディース・キッズに分けた分析、サイズ横展開入力、バーコードを使用したハンディー連携、商品カタログの発行、さらにODM・OEM・卸売り・小売りといった多様な業務形態の分析・管理が可能です。

その他のジャンルもカラー展開対応、バーコードタグ発行、量販店・専門店・百貨店との取引対応といったさまざまな機能が導入されており、業務の効率化、在庫管理の精度向上、実店舗とECサイトの一元化、売り損じの防止など多くの点でその効果が期待できます。既存のシステムに比べると作業時間が1/2に短縮できる点もメリットです。

Leverage-Labo

「Leverage-Labo」は「アラジンオフィス for fashion」の提供元である株式会社アイルとのコラボレーションによって次世代型パッケージシステムを開発しました。「アラジンオフィス for fashion」「CROSS MALL」「CROSS POINT」という三つのサービスをメインに据えているのが特徴で、このパッケージシステムにより個々の課題をしっかり見極めた精密な分析、販売戦略、運営サポートなど強力なワンストップ支援を実現します。

「CROSS MALL」は複数のEC・ネットショップを一元管理するシステムです。商品登録、受注管理、在庫管理、発注・仕入れを一元管理することによりネットショップ運営の最適化を図ります。複数アカウントOK、複数拠点OKであり、ECサイトのよりスムーズで効率的な運営と大幅なコストダウンが期待できます。

「CROSS POINT」は“実店舗”と“ECサイト”それぞれの顧客とポイントを一元管理できるシステムです。実店舗とECサイトの動きをつなげ、融合させることによりユーザーの流入が活発化する“オムニチャンネル”を作り出すことができます。

ここに上述した「アラジンオフィス for fashion」も加わった強力な連携システムが「Leverage-Labo」が提供する次世代型パッケージシステムです。

ApaRevo

「ApaRevo」は大塚商会が提供するアパレル業界向けの販売・在庫管理システムです。カラーやサイズ別管理、マルチチャンネル・オムニチャンネル対応、売り上げや在庫状況のリアルタイム確認など多様な分析によって業務の効率化と売り上げ増加に貢献します。また、POS、EC、EDIなどとの連携も可能で企業のさらなる体質強化にもつなげることができます。

ApaRevoの良さはアパレル業界特有の物流、商流、商取引に細かに対応しているという点です。展示会のマップや下札を簡単に作成できる展示会支援機能、卸販売や委託の受注登録までこなせる受注処理機能、カラー・サイズ・履物別に伝票が出力できる独自の売上伝票発行機能、出荷・売り上げ・在庫移動・棚卸などの雑多の業務を効率化できるハンディーターミナルの利用など、アパレルマーケティングに必須な業務をトータルにサポートします。

ApaRevoはBIツール「Qlik Sense」とも連携が可能で、アパレル業特有のチャートやレポートを簡単に作成・分析することもできます。

インストアコンシュルジュ

NECが開発した「インストアコンシュルジュ」は“究極の接客ソリューション”をテーマにしたスマホ・タブレット端末活用の基幹システムです。以前から家電量販店などで導入されていましたが、今回はアパレル業界向けに新たにカスタマイズされました。

簡単にいえばインストアンコンシュルジュは店内の店員がタブレットを見せながら顧客と接客ができるシステムです。たとえ経験が浅く、接客スキルが低い店員でもタブレットに映し出された商品情報・写真・動画などの情報を交えて分かりやすく説明することができます。これにより接客スキルのばらつきが解消され、来店するお客さまの顧客満足度を向上させることが可能になります。

一方、接客される側はタブレットを見ながらデザインや価格を比較したり、口コミを確認したりと気になる商品の詳細をチェックすることができます。顧客の「見たい、知りたい」をその場でサポートすることによって購買意欲を向上させるだけでなく、クオリティの高いユーザーエクスペリエンスを提供します。

まとめ

近年、日本に限らずどの先進国でもAI・ロボットの活用で業務の効率化を図る企業が増えてきており、その流れは今後も拡大していくことが予想されます。とりわけアパレル業界は独特の商流があるため、その流れに特化したソフトやシステムの導入は今後さらに必要になるでしょう。従来の業務システムのままでは競合他社に一気に置いていかれる可能性もあります。
流れが激しいアパレル業界だからこそ時代に取り残されないよう、未来を見据えた次世代型の販売システムの早期導入が求められます。

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