アパレル専用ライブコマースアプリ「TAGfab」、他社との違いは?

アパレル専用ライブコマースアプリ「TAGfab」、他社との違いは?

メルカリチャンネルなど、アパレル商品を配信者がリアルタイムで販売するライブコマースサービスが盛り上がってきています。タレントやアイドルが配信することもあり、その話題性にも注目が集まっています。

ライブコマースサービスのなかでも最近リリースされた「TAGfab」はこれまでのアプリとは少し方向性が違います。後発である「TAGfab」は他社のサービスとどんな違いがあるのか、その特徴やメリットについてご紹介していきます。

そもそも「ライブコマース」とは?

ライブコマースとはECとライブ配信を組み合わせたサービスで、顧客はライブ動画を視聴しながら商品の購入および検討を行うことができます。いわばテレビショッピングをネットでも可能にした形ですが、テレビとの大きな違いは顧客がリアルタイムで販売者・出品者に質問やコメントをして双方向で売買体験ができるという点にあります。

テレビショッピングのような一方向の宣伝ではなく、ネット特有の相互のコミュニケーションを通して商品の売買ができ、同時にリアルタイムならではの臨場感を味わいながらショッピングができるというのが大きな特徴です。

有名なタレントやインフルエンサーともライブで直接やり取りしながら購入できるので、通常のECではまずありえない新しい購入体験ができ、そのワクワク感と興奮がライブコマースの人気の要因となっています。また、「この人が紹介しているから買いたい!」というように好きな配信者の出品物に注目しながら購入することができます。

日本ではタレント、アイドル、一般ユーザーらが配信するライブコマースアプリがいくつもリリースされています。人気どころとして「メルカリチャンネル」「SHOPROOM」「Live Shop!」「MimiTV」などが挙げられます。このなかでもSHOPROOMはアイドルやタレント中心の配信になっておりSNSでの話題性が高いのも特徴です。

「TAGfab」はどんなサービス?

新たにサービスが開始された「TAGfab」は、実際にお店に足を運ばなくてもリアルタイムで店員さんと会話をしながらショッピングができるライブコマースアプリです。

ファッション・アパレル業界の第一線で活躍する店員さんとネットを通してリアルタイムで会話をし、最新のトレンドや人気商品の情報を聞きながらショッピングできるのが特徴です。単に商品の紹介だけでなく、コーディネートに関する質問や他の商品との組み合わせについてのアドバイス・相談を受けることもできます。

このアプリはさまざまなファッションブランドが出店する「ECモール」という形を取っています。サービス開始当初の出店ブランドは6店舗でしたが、現在はさらにOZOC (オゾック)、passage mignon (パサージュ ミニョン)など5つのブランドが新たに加入しその勢いを拡大しています。

TAGfabと他社の違い①ファッションのプロが商品をプレゼン

先発のライブコマースアプリはタレントやインフルエンサー、または一般ユーザーが商品の紹介を行います。これに対し後発の「TAGfab」では商品を紹介するのはタレントでもなければインフルエンサーでもなく、ファッション・アパレル業界に精通しているデザイナーやスタイリストたちです。アパレル業界の第一線で活躍している人たちだけが商品を紹介するという点で、先発のライブコマースとは大きな違いがあります。

アパレル業界に精通した人たち、ファッションのプロが商品をプレゼンし、同時にユーザーに対してその商品のより専門的で細かな情報を提供してくれます。タレントや一般ユーザーとは違い、その商品やブランドについてどんな質問・疑問であっても明確に答えてくれます。この点がTAGfabならではの大きな価値といってもいいでしょう。

有名ブランドからカジュアルブランドまで、専門スタッフによる接客だからこそ得られる新しい購買体験、その新たなショッピングのプラットフォームがTAGfabです。

TAGfabと他社の違い②リアルタイムな接客

TAGfabはリアルタイムで専門的な接客を受けられる「リアルタイム接客」を重視したアプリであり、情報を一方的に流してリアルタイムで購買意欲を誘う「リアルタイム・インフォマーシャル」とは明確な違いがあります。TAGfabはあくまで「接客」であって一方的なコマーシャルではありません。この点をはっきりと区別しているライブコマースは日本国内ではTAGfabだけでしょう。

実際に店舗に足を運んでショッピングをするような感覚で購買体験をすることができるので、リアルタイム・インフォマーシャルにありがちな押し売り感は全くありません。顧客は自分が聞きたいときにリアルタイムでスタッフに質問・相談を行うので、ごく自然に商品の魅力を知ることができて、購買意欲が高まります。売る側としても、顧客満足度の向上と店舗の売上アップをねらえます。

タレントや一般ユーザーの出品者であれば、視聴者がリアルタイムでコメント投稿してもその商品について上手く答えられないということがあります。しかしTAGfabならばそのような心配も無用です。

まとめ

ライブコマースアプリはさまざまなタイプのものがリリースされていますが、TAGfabほどアパレルに特化したものはありません。より専門的なスタッフによる相談が可能だからこそ、真に満足度の高い買い物体験が可能です。配信者側としても各アイテムの魅力を最大限に伝えることができ、同時に顧客の購買意欲を向上させることができるのでメリットは大きいです。
アパレルと親和性の高いライブコマースだからこそ、TAGfabを活用したアパレルマーケティングの新しい形に注目しておきたいところです。

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