売上アップにつながる最新のUI/UXデザイン厳選4選

売上アップにつながる最新のUI/UXデザイン厳選4選

ITは日進月歩であり次々と新しい理論とテクノロジーが生まれています。UI/UXについても同じように次々と新しいものが登場しています。プログレスバーやスピナーが主流の時代からスケルトンスクリーンへ、電話やメールからチャットボットの時代へと、刻々と変化している状態です。ショッピングカートでマーケティングを、動画で視覚と聴覚へ同時に訴えるなど最新のテクノロジーはECサイトの躍進になくてはならないものとなりつつあります。今回は最新のUI/UXを4つ、その効果的な使い方やデザインと共にご紹介します。

訪問者離脱を防ぐスケルトンスクリーン

ロード時間が少しでも長いと、それだけ訪問者の離脱も増えることになります。訪問者は1秒以上画面に何の変化がなければ興味を失い始めると言われており、10秒もすれば他のサイトへ移動します。

この離脱を防ぐために使えるのがスケルトンスクリーンです。ロード中はフリーズしているように感じたり、次に何が表示されるのかわからないという不安を感じたりしますが、スケルトンスクリーンにするとこの不安感をなくすことができます。

スケルトンスクリーンはロード中にワイヤーフレームなどを表示させる機能です。次に表示されるページが予想できることにより、ロード時間を短く感じさせます。さらにスケルトンスクリーンの表示中にシマ―効果といったアニメーションをもたらすとスピナーの役割も持たせられるので、より訪問者の心理的ストレスを軽減できます。

アプリは概要を示すためにアイコンを先に示すようにしましょう。スケルトンスクリーンの効果に加えて順にワイヤーフレーム、ヘッダーとフッター、テキストというように徐々にレンダリングするのも、待ち時間を短く感じさせる方法として使えます。

進化するチャットボット!活用次第で効果あり

チャットボットは訪問者の問い合わせに即時応えられツールです。問い合わせ業務の軽減と回答速度を上げる方法としてQ&Aのページを設けるという方法もありますが、これだと訪問者が自分の質問に当てはまるものを探すという検索の手間が生じます。チャットボットはまるで会話しているかのように質問したことを返してくれるので、より訪問者の手間を省きストレスを感じさせません。また、訪問者が個人情報を提示することなく情報を取得できるという点でも、チャットボットは優れています。

チャットボットは大量のデータを収集、処理できる技術が発達したことにより簡単に利用できるようになりました。チャットボットの回答に必要なデータの収集も、公式ホームページから自動的に収集できるので、登録や更新の手間もあまりかかりません。

チャットボットは進化し続けており、キャンペーンに応募するためのツール、会員登録のサポート、運送会社であれば配達状況の確認や配達日時の変更に使われています。ほかにも商品などのおすすめや予約方法の提示、アクセスのサポートなどコンシェルジェ並みの対応を発揮、必要であれば有人対応に切り替えるということも可能です。訪問者と企業をつなぎ続けることのできるツールとして大いに利用できます。

ショッピングカートマーケティングで収益アップ

ショッピングカートが単に購入手続きを踏むさいのUIとなっているのであれば、ぜひマーケティングツールとしての活用を検討してみてください。ショッピングカートは利用者がどのような興味を持って商品を買おうとしたのか分析するための手助けとなってくれます。アクセス解析や検索キーワード分析のほか、ABC分析やRFM分析までショッピングカートですることが可能です。この分析を用いれば適切にプロモーションが強化でき、ネット通販の売上アップにつながります。

ショッピングカートに商品を入れたまま離脱するかどうかも、ショッピングカートの工夫次第です。転換率を分析し、何が要因なのか探ってみましょう。送料をわかりやすく表示する、支払い手段を増やすなど少しの工夫で離脱者を防ぐことができます。

さらに顧客が気持ちよくチェックアウトできるよう、できるだけ操作をシンプルにすることも大切です。ボタンを何度も押さなければならないなど、プロセスが多ければ多いほど離脱者を増やすことになります。マーケティングによりどの時点で顧客が離れていくのか、在庫はどのくらい持たせればいいのか、どのような顧客が利用しているのかをよく分析し改善することで、ネット通販事業をもっと伸ばせます。

動画を流すだけで満足?一歩先を行く説得力のある動画

動画を表示させているサイトでは通常、商品紹介などの説明に終始しています。これからは説明する動画ではなく、説得や納得させるアクティブな動画が主流になりつつあります。

動画を効果的なものにするためには、見る人の関心を引きつけるものでなければなりません。せっかく視覚だけではなく聴覚にも働きかけることができるのですから、記憶に残るものにしましょう。

動画は数十秒の中に伝えたいことをしっかりと盛り込み、ブランドカラーを使い企業イメージを抱かせることはもちろん、見ている人が共感しできより身近に感じられるように作るようにします。まずターゲットが何を知りたいのか、どんなものを望んでいるのかを考えてみてください。見る人が自分のために作成された動画のように感じ、自分の状況と重ね合わせてもらえれば感情に強く訴えることができ、信頼を得ることが可能です。

説得力のある動画は共通した内容を持っています。最初に問題点を提示して注意を引きつけ、このままではいけないというようにその課題点を挙げていきます。そして見ている人がどうすれば解決できるのか、解決できることで得られるメリットや効果を提示、行動に移してもらえるよう促します。このような動画は一方的なものにならず、説得力ある動画に仕上がることで集客力アップや転換率アップにつながっていくでしょう。

売上アップにつながる最新のUI/UXデザインのまとめ

ご紹介した最新トレンドのUI/UXは、転換率(コンバージョンレート)を上げるためにも重要なファクターです。効果的に活用することで、ECサイトの売上を上げることできます。それだけでなく、うまく利用すると会社のコストを下げることにもつながります。企業側にとっても利用する側にとってもプラスが得られるので、UI/UX次第でECサイトの成功の可否が決まると言っても過言ではありません。まだ活用していないのであれば、ぜひ活用を検討してみてください。

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