売れるECサイトに必要な11のテクニカルな機能とは!

売れるECサイトに必要な11のテクニカルな機能とは!

売れるECサイトのテクニカル機能を11種類ご紹介します。ECサイトでユーザーが購入するのに必要な機能、ショップ側の処理や調査などで重要となるバックエンドの部分、そして高レベルな対応としてユーザーの引き付け、またリピーターとするための機能に分けて解説していきます。

売上に課題があると思いながらもその課題が不透明な場合は、商品部分とサイトの構造部分でそれぞれ課題を可視化して課題対策に取り組む必要があります。ショップに不足している部分はないかを確認し、課題を把握して改善方法を検討しましょう。

フロントサイトに必要な機能

フロントサイトに備えておくべき機能は4つあります。

1.検索機能

商品の検索機能は必須といえます。しかし検索機能を導入していないECサイトや、導入していてもユーザーのニーズを満たせているかを確認していない企業も多いです。ユーザー目線としては、カテゴリ別の検索や、結果の並べ替え機能があるとなおよいですし、ひらがな・カタカナ・英数字の違いで検索結果に差がでると、機会損失にもつながります。

2.ランキング機能

ランキングは人気商品をより販売するひとつの方法ですが、ランキングは売上だけとは限らず、閲覧ランキング、口コミ数ランキングなどもあります。またランキングでも日間や週間・月間などで分かれていれば表示されるラインナップは変わりますし、ユーザーの興味も引き付けられます。

3.マイページ

顧客の情報を変更や確認できるのがマイページですが、このなかにおススメや購入履歴を確認できると販売につながります。

4.セキュリティ

これは機能ではありませんが、個人情報を扱うECサイトでは、セキュリティ対策は厳重に行わないといけません。個人情報が非公開フォルダにあるかという基本的なことから、万が一脆弱性が発見されたときに対応できるか、普段どれほどの攻撃を受けているかを把握しておく必要があります。

バックエンドに必要な機能

サイトのバックエンドの種類として、主に2種類あります。ひとつはマーケティングに役立つ機能、もうひとつは事務処理負担軽減を目的とする機能です。

5.マーケティング機能

顧客の購入状況やサイト訪問者情報の確認ができればマーケティング調査も兼ねることができます。年齢、職業などユーザー情報は多い方がマーケティングに役立ちますが、あまり登録時に多く情報入力が多いと嫌がるユーザーも増えてしまいますのでバランスが大切です。

また検索についての状況を調べている企業は少ないですが、実はかなり重要となります。検索結果画面からの離脱率やコンバージョン率を調べ、検索結果が0件となっているケースがないかなどを確認しましょう。サイト内検索の改善で、売上が20%以上上がったケースもあります。

6.事務処理負担を軽減する機能でコストカット

販売商品の登録方法などのコンテンツ管理が簡単であるかどうかは事務処理で重要な部分となります。csvなどのデータから商品を一括登録で追加できたりすると、商品登録の下準備を複数人で作業できます。

ユーザーを引き付ける機能

基本的な販売機能だけではなく、ユーザーを引き付け、背中を押す機能をつけて販売数を上げましょう。ユーザー目線で考えると、訪問前からを含めサイト内で購入を検討している時間がもっとも重要です。

7.独自チャットで商品に関しての疑問をサポート

多くのユーザーは、商品についての疑問を電話でと問い合わせようとはしません。しかし、じっくりサイト内の説明を見ているユーザーも少ないので、詳しく商品説明を書いても読んでもらえないことがあります。現在のECサイト利用ユーザーの疑問解決に一番有効なのはチャットでの回答です。最近はECサイトに限らず質問用チャットがついているサイトをよくみると思いますが、現代のニーズに合わせた問い合わせ対応方法なのです。

8.タイムサービス

タイムサービスは時間だけでなく、日にち限定というのもあります。楽天などはキャンペーン前にカウントダウンをしていますが、これはキャンペーンに参加してもらう以外にもサイト内のページに動きがあるということが重要です。全く何も動かないサイトよりも、少しでも変化のあるサイトの方がサイトの滞在率は高くなります。

9.オススメ商品

レコメンドやパーソナライズドなどのオススメ商品を紹介する機能は、サイト滞在率が低いユーザーに有効なアプローチです。セット販売と促すよりも多くの商品を見てもらうことが滞在につながる重要な部分となっています。

リピーターにさせるための機能

お店のファンになってもらいリピーターとなる仕掛けは、継続的に売れるサイトにするために必要です。積極的に活用するよう検討してください。

10.ブログ、メルマガ

商品に関してのこと以外でも、役立つ情報などをブログやメルマガで伝えることで、お店のことをユーザーの心に残すことが可能となります。

11.レビュー投稿でリピーターへのきっかけに

レビューができないと、購入して商品が届くまでで販売の流れが終わってしまいますが、レビューができると商品到着後にまたサイトに訪れるというワンステップを追加することが可能です。
あまり悪いレビューを書かれたくないと考える方もいますが、ECサイトに訪問した際にレビューを読んでもらうことで滞在時間も長くなりますし、よい悪いにかかわらずレビュー数が多いサイトはよりサイトへの信頼性が高まります。

レビューの低評価もマーケティング調査で考えるとユーザーの不満点という貴重な情報となり、低評価を商品改善やレビューに対してショップからの返信を行うことで、ユーザーへのコミュニケーションにもつなげることができるのです。店舗の販売でも、ユーザーからのクレームをうまく対応しリピーターとすることがあると思います。レビューへの対応もそれと近いものと考えましょう。

売れるECサイトに必要な11のテクニカルな機能まとめ

「売れるためのサイト機能はもう充分」と思っていても、実はユーザーにとってはそうでないこともよくあります。
・ユーザー利用実態の把握
・戦略にそった販売ができているか
・機械損失はないか
などが把握でき、また検索結果や表示速度などで不満に思っているユーザーはいないかを確認できる状況でしょうか?
これができていないのであれば、まだ充分なECサイトではありません。すべてをいきなり盛り込むことは難しくはありますが、少しずつでも取り入れていきましょう。

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